2018年4月〜6月
第275回       高水三山(759m)
6月9日(土)
  高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(756m)の総称で青梅線をはさんで御岳山と向かい合っている。
  高水山登山口の手前には高源寺があり、高水山直下には常福院、惣岳山の山頂には青渭神社、御岳駅の手前には慈恩寺があり、さながら巡礼登山である。 高水三山は昔から信仰の対象として登られていた山である。 高水三山で展望の良いのは岩茸石山だけで、それも北側半分である。 奥多摩、奥武蔵の山々、都心方面の眺めが良い。 遠望の利く日であれば、筑波山・日光の山々も見えるらしい。 
  高水三山は青梅線の駅から直接登れるアプローチの良さと、初心者でも三つのピークを縦走できるので奥多摩の入門コースとされているが、高齢者はそれなりの覚悟を決めてから登ったほうが良い。     
 6時30分 東京駅出発 → 新宿 → 7時45分 拝島駅 →  8時10分青梅駅 → 8時23分 軍畑駅着 … 30分 高源寺 … 45分 六合目 … 25分 常福院 … 5分 高水山 … 35分  岩茸石山 <昼食> … 40分 惣岳山 … 45分 沢井分岐 … 35分 御岳駅 食事 → 東京  
↑ 軍畑駅 ↑ 車道終点
↑ 六合目 ↑ 常福寺到着 ↑ 常福寺
↑ 高水山 ↑ 福禄寿 ↑ 岩茸石山
↑ 真名天神の井戸 ↑ 惣岳山
 
                          歩行時間: 4時間20分            歩行距離: 9.5km                 標高差: 850m
                           リーダー: 椎橋 稔                 参加者: 8人

                   

第274回  鬼面山 (1,890m)・御池山 (1,905m)
5月12日(土)〜13日(日)
   今回の最大の目的は、標高、1,890mのしらびそ高原に建つ「ハイランドしらびそ」に宿泊することであった。 魅力その一は、一カ所から三大アルプスが見えること。中央アルプスは全山望めるが、残念ながら北アルプスは槍・穂高位しか見えない。南アルプスも見えるのは荒川前岳以南であるが、キャッチフレーズに「南アルプスに手の届く高原」とあるように、大迫力で迫ってくる。 魅力その二は、天文ファンが集う星降る聖地であること。 周りに全く人家がないので本当に星が良く見える。 魅力その三は、日本初の御池山隕石クレーターがあること。2〜3万年前、直径45mの小惑星が衝突してできた直径約900mの半円形の地形を見ることができる。「ハイランドしらびそ」では「御池山隕石クレーター展」が常設されている。 魅力その四は、夕食で地元食材を使った料理を賞味できる。
  鬼面山は、伊那谷を天竜川に沿って南北に約50キロ連なる伊那山脈の最高峰である。 中央アルプスと南アルプスの高峰に囲まれた谷の奥にあったため、以前は信仰や登山の大正にならず、故郷の山として親しまれてきた。 最近は林道や登山道が整備され、日帰りできるので登山者が増えている。 東側に飯田市上村、西側に富岡との境となる山頂には一等三角点丸太を組んだ展望台がある。 しらびそ峠とほとんど同じ展望台であるが、更に南アルプスの南部も見えるので大パノラマに感動 !  

5月12日(土)
6時30分  新宿西口出発 → 中央道 127k → 双葉SA 106k → 駒ヶ根SA 12k → 松川IC 22k → 23分  10時35分 大鹿村大河原  12k →地蔵峠P …  60分  貴ノ峰(1,585m) … 80分  14時20分  鬼面山 … 50分  貴ノ峰 … 40分  16時20分 地蔵峠P  → 12k  しらびそ峠 →1k <ハイランドしらびそ (宿泊)>         
↑ 貴ノ峰 ↑ 鬼面山
                 歩行時間:3間50分           標高差: 660m     

5月13日(日)
6時30分  ハイランドしらびそ → 4k  8時20分  御池山登山口P … 40分  8時50分  御池山 … 30分 登山口P → 10時8分  下栗の里 → 10時50分〜11時35分  和田城  →  <遠山郷 (入浴 ・食事)> → 47k  飯田IC  →  東京 
 ↓下栗の里 ↑ 御池山
 
                       歩行時間:1時間50分           標高差: 104m
                    リーダー ; 椎橋 稔        参加者: 11人

                         

第273回       倉岳山(990m)・高畑山 (982m)
4月28日(土)
   中央本線の下り列車が相模湖を過ぎると、進行方向の左手車窓に見えてくるのが桂川左岸の山々で、大月以東では倉岳山が最高峰、高畑山が第2位である。 この両山は大月と秋山を結ぶ往環路として昔から歩かれていた穴路峠を挟んでそびえている。
   倉岳山も高畑山も富士山の眺めがよく、大月市指定の「秀麗富嶽十二景」の第九番山頂に選ばれている。
   駅から歩ける便利さ、四季それぞれに美しい雑木林、風情ある峠道や渓流沿いの道、そして大展望とはまではいえないが、そこそこに見られる展望で非常に人気がある。がある。
Aコース
8時10分 JR高尾駅出発 (中央本線 )→ 8時35分 梁川駅 … 20分  9時10分 登山口 … 70分 最後の水場 …20分 立野峠 … 50分 11時30分 倉岳山 …20分 穴路峠 … 40分 13時10分 高畑山 … 45分 石仏 … 20分 小篠貯水池 … 35分  16時40分〜17時30分 鳥沢駅 <浜田屋食堂 (夕食)> →  東京 
↓ 倉岳山 ↓ ドローン出現 ↑ 昼食
↓ 天神山 ↓ 高畑山神山 ↑ 穴路峠

                                    歩行時間: 5時間20分                     標高差:1,136m          
                                     リーダー: 椎橋 稔                          参加者; 6人   
Bコース
JR高尾駅出発 (中央本線 )→ 鳥沢駅 … 50分 小篠貯水池 … 40分  鳥沢駅 <浜田屋食堂 (夕食)> →  東京 

                                    歩行時間: 1時間30分                     標高差: 60m
                                     リーダー: 前田芳弘                        参加者: 3人

                         

第272回       権現堂桜堤
4月4日(水)
   今年のお花見は、空の青・桜のピンク・菜の花の黄色のコントラストが見事な幸手の権現堂桜堤で盛大に行った。
   幸手は古くは下総国に属し、後に大半が武蔵国に編入された。 その頃は「田宮町」と呼ばれ、「薩手」(さって)とも言われた。 日光路には21の宿場が設けられたが、幸手宿は日本橋から6番目の宿で千住宿、越ヶ谷宿に次ぐ3番目の規模を誇った。
  権現堂堤、権現堂川に共通する「権現堂」という名は、北3丁目に鎮座する熊野神社に由来する。「新編武蔵風土記稿」によれば「村内に熊野、若宮、白山の合祀せし旧社あれば、此村名起これり」と記されており、三社に困み名付けられたことが分かる。 
  権現堂は利根川の本流または支流であった権現川の氾濫から江戸を護るため、1576(天正4)年頃に築かれ「御府内御用堤」とも呼ばれた。しかし、利根川の改修によって堤の重要性が薄まったのち、明治帝の堤の聖蹟であるこの堤を後世に伝えようと、大正時代に桜の植樹が始まり、観桜地として名声を博すようになった。 当時は長さ6キロ、3000本を数えたが戦後復興のため伐採された。 1949(昭和24)年に再生を期して植樹が行われ、1キロにわたって約1000本のソメイヨシノが佐久並木として蘇った。 桜のほかにも春に菜の花、夏に紫陽花、初秋の曼珠紗華、冬の水仙と四季折々に華で賑わう。
10時   幸手駅出発 … 権現堂桜堤  花見会   
                                リーダー: 椎橋 稔                参加者: 10人