20174月〜5月
第260回      茂木山(1,717.6m)
5月20日(土)
   佐久平の東に聳え立つ茂来山は御座山と並ぶ佐久の名山である。佐久穂町(旧佐久町)のどこからでも望むことができ、端正な姿をしているので町のシンボルとも言える山である。この山自体は荒々しいところはなく、頂上近くまで樹林に恵まれた自然豊かな山であるが、かつてはベテラン向きのイメージが強い山であった。皇太子殿下が登頂されて以来登山道の整備も進んで登りやすい山になった。
   登山コースは霧久保沢コースと槙沢コースの二つあるが、前者の方が圧倒的に人気がある。変化があってトチノキの巨木などの見どころも多いからであろう。トチノキの巨木は2本ある。1本は谷の下「トチノキ・コブ太郎」(樹齢約250年、樹高22m、幹回り5.3m) もう1本は、登山道沿いに「大王トチノキ」が聳える。これらは「森の巨人たち100選にも選ばれている。
  山頂は2つの石祠と1基の石碑が立ち、展望がすばらしい。千曲川をはさんで対峙する八ヶ岳連峰をはじめ御座山、奥秩父、西上州の山々、浅間山、遠く南.北アルプスが眺められる。 
  
     
6時30分 新宿西口出発  → 88k 関越道 → 上里SA → 76k 上越道 → 佐久小諸JCT → 6k  中部横断自動車道 → 18k 佐久南IC →茂木山霧久保沢登山口P … 60分 トチの巨木 … 70分  茂木山 … 45分 トチの巨木 … 45分 茂木山霧久保沢登山口P → (入浴・食事) → 東京

         歩行時間: 3時間10分             標高差: 670m
         リーダー : 椎橋 稔                           参加者: 10名

    
                            
第259回      奥裾花自然園・中西山(1,741m)・聖山(1,447m)   
5月6日(土)〜8日(月)
   鬼無里村は併合されて長野市の一部にあんったが、古いパンフレットのキャッチフレーズが気にいった。「美しい自然に抱かれて人の心も温かくやさしい。ここは神秘の山里、鬼のいない谷の都、きなさ」
    昨年は市道の通行止めで奥裾花自然園に行けなかったので再挑戦。奥裾花の秘境に水芭蕉の群生が発見されたのは昭和39年のことである。周囲1,000uの範囲に内に81万本が密生しており群生地としては尾瀬より多く、本州第一である。オオヤマザクラの下でのお花見宴会だxったが・・・                
    中西山は奥裾花自然公園の西側に連なる山系の一峰です。下方にある水芭蕉を見ながらブナの原生林の雪原を行き、進みにつれて傾斜が増してきますが、稜線に出ると風景は一変する。頂上に行かなくても右に北アルプス、左に高妻山や戸隠連峰、背後には焼山・火打山・堂律山など360度の眺望が楽しめる。
    聖山は長野市の南部(旧大岡村)にあって聖高原で一番高い。この山は500万年前に噴火したふるい火山の名残で、千曲川や犀川に削られ、硬い安山岩の部分が残った。山頂は大変眺めがよく北アルプスなどがよく見える。山麓のブナ原生林は日本海型の傾向の強いブナ林で、本州中央部ではわずかに残った貴重な林です。その近くには「雨乞い池」として由緒ある「お種池」もある。   
  
5月6日(土)
6時30分 新宿西口出発  → 88k 関越道 → 上里SA → 134k 上信越道 → 姥捨スマートIC → アルプスあづみの公園 → <無里の湯> 宿泊
                           ↓ 赤飯まんじゅう作りに挑戦中
                    
5月7日(日)
鬼無里の湯 → 17k 奥裾花自然公園P … 40分 休憩舎 … 60分 稜線 … 中西山 … 55分 休憩舎 … 20分 元池(お花見) … 10分 奥裾花自然公園P → <鬼無里の湯> 宿泊
                    歩行時間 :2時間55分               標高差 : 430m

5月8日(月)
鬼無里の湯 → 9時15分 〜9時35分 高山寺 → 信濃路自然遊歩道 … 10時45分 聖山 → (入浴・食事) → 東京
                   
                    リーダー  : 椎橋 稔                        参加者 :  6人

                         

第258回      都立 滝山公園    
4月5日(水)
   八王子の北端、多摩川と秋川の合流地点の南側に広がる加住丘陵は、一部が都立滝山自然公園に指定されている。都立滝山公園は、この自然公園の中ほどにあり、多摩川を望む標高約160mの丘に滝山城址がある。
    滝山城は大永元年(1521年)に武蔵国守護代の大石定重が築城したと伝えられている。天正元年(1573年)に北条氏照が八王子城を築いたが、そこに移るまでは大石・北条の居城であった。川沿いの絶壁を利用した山城で、現在でも本丸・二の丸・千畳敷・空堀などの遺構が残っている。規模の大きさや保存状態の良さでは日本でも有数の城跡として知られ、国の史跡に指定されている。
    滝山城址周辺には、約5000本のサクラの木が所狭しと咲き誇り、都内でも有数の桜の名所である。ソメイヨシノや山桜、八重桜などが、斜面を覆うように花咲く様は圧巻。 園内は林道が整備されており、お花見がてら散策も楽しめる。        


10時 京王八王子駅出発  → 滝山公園 → 八王子駅 

                     歩行距離 : 約1km                    標高差: 40m               
                    リーダー :  椎橋 稔               参加者 :12人