第247回 塩見岳(3,052m) ・ 蝙蝠岳 (1,267m)
7月23日(土)〜7月26日(火) |
塩見岳の特徴は、漆黒の鉄の兜あるいはズングリした入道頭、こう覚えておけば遠くの山から南アルプスを眺めても、その中の塩見岳を見落とすことはないだろう。塩見岳という名は、おそらく山麓の名前と関係があるのだろう。鹿塩川沿いには、大塩、小塩、塩原などという部落があり、その中心地は鹿塩である。鹿塩から塩川沿いに沿って少し上がった所に塩湯という食塩鉱泉がある。我が国最高の強食塩泉だそうである。昔はこの地方で食塩の製造が行われたという。三伏峠は日本で一番高い峠で2,580m。昔は伊那からこの峠を越えて大井川上流へ下り、さらに転付峠を越えて甲州の新倉へ出る伊那街道が通じていた。(深田久弥)
塩見岳の山頂は三角点のある西峰(3,046m)と東峰(3,052m)があるが、いずれの山頂かも大パノラマが広がる。荒川三山、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳など南ルプスの北部と南部の主だった山々が一望できる。ここからの富士山の眺めはすばらしい。
今回の塩見岳で、空色山の会としては南アルプスの百名山10座を踏破したことになりました。
7月23日(土)
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