20164月〜7月

第247回      塩見岳(3,052m) ・ 蝙蝠岳 (1,267m)     
7月23日(土)〜7月26日(火)
   塩見岳の特徴は、漆黒の鉄の兜あるいはズングリした入道頭、こう覚えておけば遠くの山から南アルプスを眺めても、その中の塩見岳を見落とすことはないだろう。塩見岳という名は、おそらく山麓の名前と関係があるのだろう。鹿塩川沿いには、大塩、小塩、塩原などという部落があり、その中心地は鹿塩である。鹿塩から塩川沿いに沿って少し上がった所に塩湯という食塩鉱泉がある。我が国最高の強食塩泉だそうである。昔はこの地方で食塩の製造が行われたという。三伏峠は日本で一番高い峠で2,580m。昔は伊那からこの峠を越えて大井川上流へ下り、さらに転付峠を越えて甲州の新倉へ出る伊那街道が通じていた。(深田久弥)
   塩見岳の山頂は三角点のある西峰(3,046m)と東峰(3,052m)があるが、いずれの山頂かも大パノラマが広がる。荒川三山、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳など南ルプスの北部と南部の主だった山々が一望できる。ここからの富士山の眺めはすばらしい。
  今回の塩見岳で、空色山の会としては南アルプスの百名山10座を踏破したことになりました。


7月23日(土
10時5分 バスタ新宿  → 松川 → 15時15分 大河原着(送迎バス) → <小渋温泉赤石荘> 宿泊 

7月24日(日
4時30分 赤石荘(送迎バス → 島倉登山口 → 5時30分 バス → 三伏峠 … 80分 本谷山 … 120分 <塩見小屋> 宿泊 
↓ 塩見岳  ↑三伏峠
              歩行時間 : 6時間10分          標高差 : +1,404m-427m

7月25日(月
5時05分 塩見小屋 … 80分 塩見岳 … 155分 10時5分〜10時35分 蝙蝠岳 … 115分 徳右衛門岳 … 220分 16時45分 <二軒小屋ロッジ>宿泊
↓塩見岳 ↑蝙蝠岳
              歩行時間 : 9時間30分          標高差 : +729m-2,097m

7月26日(火
塩見小屋→ (送迎バス)→ 畑薙第一ダム→ (バス) → 静岡駅 → (新幹線
)
東京駅
      
         リーダー :  椎橋 稔               参加者 : 5人   

                  

第246回      大岳山 (1,267m)     
6月11日(土
   奥多摩三山は三頭山(1,531m)御前山(1,405m)大岳山であるが、一番低い大岳山が日本200名山に選ばれ、一番高い三頭山が日本300名山になっているから面白い。
   大岳山は台座の上に尖った山頂をチョコンと載せた姿が、どこから見てもすぐそれとわかるので、奥多摩のシンボル的存在である。昔はその山容から鍋冠山と呼ばれ、上総、下総地方では海路の目標にしていたとのこと。
   関東随一と言われる御岳山には到底及ばないが、大岳山も山岳信仰で栄えた。山頂直下には蔵王権現を祭る大岳神社がある。
   山頂からの展望は南から西側に開け、富士山を中心に左側には丹沢山塊から道志の山々、右側には御坂山塊から大菩薩の山々が望める。

6時46分 新宿駅発 (ホリデー快速)→ 7時15分  立川駅乗換 →  8時07分  御岳駅着 バス  → 滝本駅 ケーブルカー →  御岳山駅 … 20分 御岳神社 (御岳山 979m) … 40分 奥の院(1,077m)… 30分 芥場峠分岐 … 40分 大岳山荘跡 … 20分 大岳山 … 10分 大岳山荘跡 … 30分 芥場峠分岐 … 20分 稜広の滝 … 40分 長尾平分岐 … 20分  御岳山駅  ケーブルカー → 滝本駅 <食事> → 御岳駅 → 東京


          
  歩行時間 : 4時間30分          標高差 : 440m
        リーダー :  椎橋 稔               参加者 : 11人   

第245回      虫倉山 (1,378m) ・一夜山 (1,562m)
5月7日(土)〜5月9日(月)  
   虫倉山は旧中条村のシンボル的な山で、信州百名山の一座である。海底火山活動の噴出物である溶岩などからできている山で、山頂一帯は絶壁が多い。頂上には方位板と大きな双眼鏡が置かれているだけに展望はすばらしい。迫力ある北アルプス後立連峰はもとより戸隠連峰、妙高連峰、志賀の山々から浅間山、富士山まで見られる。
    一夜山(1,562m)は旧鬼無里村の中央にそびえる円錐形の山で、その昔鬼が一晩で作ったという伝説がある。遮るものがない山頂からは正に360度の大パノラマである。
     奥裾花自然園は長野県が明治百年記念事業として、優れた大自然を末永く保護し、楽しみながら自然を探勝し学べるように開設された公園である。園内のブナ林は林野庁の水源の森百選にも選ばれている。この奥裾花の秘境に水芭蕉の群生が発見されたのは昭和39年のことである。周囲1,000mの範囲内に81万本密生しており、群生地としては尾瀬などより多く本州第一を誇っている。

5月7日(土
6時30分 新宿西口発 → 88k 関越道 → 上里SA → 128k 上信越道 → 長野IC → 28k 不動滝入口P … 100分 虫倉山 … 80分 不動滝入口P → <星と緑のロマン館> 宿泊
            歩行時間 : 3時間          標高差 : 430m

5月8日(日
ロマン館出発 → 鬼無里 → 西岳林道終点P  80分  一夜山 … 50分 西岳林道終点P → 鬼無里 → 奥裾花自然園  → <鬼無里の湯> 宿泊

玉竜岳
            歩行時間 : 2時間+          標高差 : 310m+

5月9日(月
鬼無里の湯出発 → 鷹狩山・鷹狩山展望公園 → 唐花見湿原 → 入浴 ・ 食事  → 東京

 
       リーダー :  椎橋 稔               参加者 : 8人   

第244回      蓑 山 (587m)   
4月15日(金)
   蓑山は秩父市と皆野町の境界にそびえる独立峰で、荒川をはさんで左岸の宝登山と対峙している。「関東の吉野山」と言われるように約100種・10,000本のサクラが植えられ、関東有数の花の山である。
   「県立美の山公園」として整備され、環境省指定の国民休養地となっている。展望台からの眺めは抜群で、秩父盆地に武甲山、両神山、城峰山、日光連山そして南西には富士山も望める。東側は眼下に桜の花の雲、その上に釜伏山から大霧山の山並みも見事である。
   和銅黒谷駅の手前には、和同開珎の碑と和銅露天掘り跡がある。奈良時代の慶雲年間(708年)に国産第1号の銅鉱石が発見された。朝廷は大喜びで年号を和銅に改め「和銅開珎」が鋳造された。銅の採掘は江戸時代まで続けられ、精錬所まであったとのこと。     


7時27分 西武池袋駅発 → 9時11分 西武秩父駅着… 9時33分 お花畑駅 → 9時47分 皆野駅 … スーパーで買物 … 90分 蓑山 <お花見宴会> … 和銅開珎の碑 … 30分 和銅黒谷駅 → お花畑駅 … 西武秩父駅


           歩行時間 : 2時間40分          標高差 : 400m
              リーダー:   椎橋 稔                      参加者: