20151月〜3月

第229回      四 阿 山 Azumayasan (2,354m)    日本百名山
3月14日(土)〜15日(日)
   四阿山は長野県須坂市、上田市真田町と群馬県吾妻郡嬬恋村の境界にそびえる古い火山であり、上信国境では一番高い山である。山名の由来には二つの説がある。一つは山の形があずま屋(四方ふきおろしの屋根で、柱だけで壁のない小屋)の屋根ににていることからきた、四方の柱にあたるのが浦倉山、茨木山、的岩山、根子岳である。もう一つは日本武尊が東征からの帰り、鳥居峠に立って弟橘姫を偲んで「吾妻はや」と嘆かれた。そこで峠のすぐ北にそびえる山を吾妻山と名付けたという説である。 
   山頂からの眺めは正に360度の大展望が得られる。山頂には二つの祠があり、それぞれ群馬(上野国)と長野(信濃国)側に向いている。四阿山はどちらの国からも信仰の山として仰がれてきた。       


3月14日(土)
6時30分 新宿西口発 → 90k 関越道 ・上里SA → 100k 上越道 ・ 上田菅平IC → 19k <あづまや高原ホテル> スノーシューで散策/ ホテル宿


3月15日(日)
ホテル発 → 8時50分 パルコート嬬恋 ゴンドラ山麓駅 → 15分 山頂駅  9時40分出発 … 12時40分 四阿山 山頂 … 山頂駅 → 山麓駅 … 入浴・食事 → 新宿

           歩行時間 : 3時間30分          標高差 : 300m
       リーダー : 椎橋 稔               参加者 : 6人   


                    

第228回      曽我丘陵 (364m)     
2月7日(土)
   今回のワンデルングは梅林とみかん畑を見ながら稜線を登る。何ヶ所か展望の良い所があり、左側には富士山、箱根連山、真鶴半島、伊豆半島、相模湾や小田原の市街地が望め。右側には湘南の海から丹沢山塊まで一望できる。ほとんどが車道歩きであるが不動山前後では登山気分が味わえる。
   国府津から松田にかけて横たわっているのが曽我丘陵で、地元の人たちから曽我山として親しまれている。北から浅間山
(317m)最高峰の不動山(328m)と南にある高山(246m)を含めての総称である。曽我梅林は群馬の秋間、奥多摩の吉野と並び関東三大梅林の一つである。別所、原、中河原の各梅林の総称で、白梅が約3万5千本植えられている。曽我の梅干しは小田原のお産として有名であるが、古くは北条早雲の時代、軍用に供するため梅干し作りが奨励され発展してきたものである。
   曽我は日本三大仇討の一つ「曽我物語」の主人公、曽我十郎・五郎兄弟の育った所で、越前寺には十郎、五郎、父曽我祐信、母満江御前の供養塔がある。六本松跡は、鎌倉時代 この地方と鎌倉を結んで足柄道、鎌倉道、大山道、箱根道が交わる重要な峠であった。

7時40分 東京駅発 →国府津駅 → 9時18分 下曽我駅 … 10分/9時45分 越前寺 … 50分/ 10時35分 六本松跡 … 30分/11時30分 不動山 … 30分/11時55分 浅間山 … 30分/12時40分 <いこいの村 あしがら> 入浴・食事 → バス → 15時30分 新松田駅 

           歩行時間 : 2時間30分          標高差 : 200m
       リーダー : 椎橋 稔               参加者 : 12人   


                    

第227回      御 殿 山 (364m)     
1月17日(土)
  御殿山は県立嶺岡山系自然公園の中にある。南房総市に合併される前は富山町、丸山町、三芳村の境となっていた奥深い山である。 山名の由来は日本武尊が東征し安房地方を平定した時、平定地を一望できるこの地を根城としたことから御殿山と呼ばれるようになったとのことである。
   頂上付近に展望の良いところがあり、西に富山や伊予ヶ岳、東に愛宕山さらに太平洋まで望める。山頂には2つの石祠や三角点と共に4本のマテバシイとスダジイの大木が立っている。

9時41分 岩井駅 ( タクシー) → 11時05分 登山口 → 11時15分 出発 … 20分 遊歩道入り口 … 10分 大黒様 … 15分  御殿山 
12時15分〜13時20分 … 45分/14時5分 高照禅寺(登山口) → 14時40分 〜16時40分  <道の駅 富楽里>買物と食事 … 
17時25分 岩井駅
   
      歩行時間 : 1時間30分     歩行距離: 5km             標高差 : 270m
     リーダー : 椎橋 稔          参加者 : 10人   

                         

第226回      深川七福神      
1月4日(日)
  深川七福神は芭蕉の足跡と共に庶民信仰の社寺をたどる七福神めぐりである。 富岡八幡宮は深川の八幡様と親しまれ、深川八幡祭りが有名である。江戸三大祭の一つとしての歴史があり、「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と言われた。境内にある神輿庫には、7カラットのダイヤモンドが鳳凰の胸に光る日本一豪華で、大きな黄金色の神輿が飾られている。  松尾芭蕉は日本橋から深川の草庵に移ったのが延宝8年(1680年)で、門人から芭蕉の株が贈られ、俳号庵号の由来になった。  清澄庭園は明治時代を代表する回遊式築山、山水庭園で、一説には紀伊国屋文左衛門の屋敷跡とも伝えられている。その後、三菱財閥の岩崎家が迎賓館を兼ねた保養施設として庭園造成した。全国から集められた銘石と池との調和が楽しめる。庭園の奥には「古池やかはづ飛び込む水の音」という芭蕉の句がある。  深川神明宮は摂津の深川八郎右衛門によって鎮守の宮として慶長元年(1596年)に創建された。深川地区で最も古い神社である。深川という地名は深川八郎右衛門の姓が元になっている。                

9時 門前仲町駅出発  鶴岡八幡宮(恵比寿神)… 深川不動堂  冬木弁天堂(弁財天)… 深川閻魔堂 … 心行寺(福禄寿) … 円珠院(大黒天) …龍光院(毘沙門天) … 清澄庭園 … 深川稲荷神社(布袋尊) … 芭蕉庵史跡展望庭園… 深川神明宮(寿老人)… 食事<みやこ> … 森下駅               
     
                         リーダー  : 椎橋 稔、                            参加者 :  19名