201211月〜12月
第197回     相州アルプス  
12月8日(土)〜9日(日) 
   相州アルプスとは東丹沢の宮ヶ瀬湖の東に連なる半原高取山(705m)、仏果山(747m)、革籠石山(640m)、経ヶ岳(633m)、華厳山(602m)、荻野高取山(522m)などの峰々のことである。みなみらんぼうの『一歩二歩』の第691話(24.5.10.号)で紹介されたが、半原高取山はカットされている。無論『空色山の会』は全山縦走する。仏果山から革籠石山の間はヤセ尾根や岩場がありアルプスの名にふさわしい。半原高取山と仏果山の山頂には10m以上の鉄製の展望台があり。丹沢主稜、宮ヶ瀬湖と東京・横浜の市街地が望める。半原高取山の展望台には10回以上登っているが。1度だけ白い甲斐駒が見えた時には感動した。
   Bコースの白山(284m)は白山神社を祀っていることから、この名がつけられた。山頂には小さな展望台があり眼下に厚木の街と相模平野が広がる。横浜・東京の市街地や江の島、高麗山も遠望できる。登山口には飯山観音として有名な長谷寺がある。高野山の金剛寺の末寺で、観音堂は江戸時代に再建され、神奈川県の重要文化財となっている。

12月8日(土)
Aコース 
6時31分 小田急新宿駅出発 → 7時21分 本厚木駅着 → タクシー  愛川ふれあいの村 … 70分 半原高取山 … 35分 仏果山 … 30分 革籠石山 … 30分 半原越 … 30分 経ケ岳 … 35分 華厳山 … 20分 荻野高取山 ・・・ 30分 大平登山口 … 30分 236m峰 … 20分 <美登利園> 
↑ 半原高取山   ↑ 仏果山       ↓ 経ケ岳山頂    
↑ 華厳山山頂 ↑ 高取山山頂
                 歩行時間: 5時間40分

Bコース
11時 小田急新宿駅出発 → 11時55分 本厚木着  <本厚木ミロード店内で各自昼食>→ タクシー 13時30分 飯山観音 … 女坂(30分) 14時10分 白山 … 14時25分 桜山 … 15時40分 尼寺バス停 … 16時05分 <美登利園> 
                            歩行時間: 2時間
忘年会
12月9日(日)
美登利園出発 → 本厚木駅

                        Aコース ・   リーダー: 椎橋  稔       参加者: 5人
                        Bコース ・  リーダー: 前田芳弘      参加者: 10人         宴会コース: 2人

                           

第196回     戸倉山 (1,681m)、 熊伏山 (1,653m・日本三百名山)  
11月23日(金)〜25日(日) 
   戸倉山は南アルプス前衛の山で、駒ヶ根市と伊那市の境にある。ガイドブックによって「とくらやま」「とぐらさん」と表記されている。伊那谷の北方から見ると秀麗な山容をしているので、「伊那富士」ともよばれる。地元では古来より信仰の山として畏敬の念で接し、山頂には石祠、石搭、石燈籠が並んでいる。東峰には十蔵薬師如来像が安置され、西峰には日本一高所に立つ庚申塔がある。山頂の眺望は360度とはいかず東には千丈ヶ岳、白根三山、塩見岳など南アルプス北部の山々が見え、西には中央アルプスの山並みが雄大に望める。   
   熊伏山は日本三百名山の一つである。遠州の山か伊那の山か意見の分かれるところであるが、山頂は若干信州側にある。登山の基点となる青崩峠は、塩の道も越えていたが秋葉街道(又は信州街道)の最大の難所であった。中央構造線上に位置することから崩壊が絶えず、日本のトンネル技術をもってしても敗退し、現国道152号は兵越峠へ迂回している。山頂には一等三角点があるものの、東側の展望しか得られなす、南アルプス南部の山々が望めるだけである。

11月23日(金)
6時30分 新宿西口出発 → 中央道 54k → 談合坂SA → 中央道 120k → 諏訪湖SA → 中央道 43k  → 駒ケ根IC  → 戸倉山きゃmぷ場P … 85分 六合目(展望地)…75分 戸倉山 … 55分 六合目 … 75分 戸倉山キャンプ場P → 高遠城址公園 …新城藤原神社 → 昼食<南アルプス村 長谷> → 中央構造線パワースポット分岐峠 → ろくべん館 → 大鹿村中央構造線博物館 → 鹿塩温泉<湯元山塩館>着 宿泊
                    歩行時間 : 約4時間35分                 標高差 : 640m

11月24日(土)
湯元山塩館出発 → 50k 熊伏山登山口P … 30分 青崩峠 … 60分 崩壊地の頭 … 60分 熊伏山 … 青崩峠 … 20分 熊伏山登山口P → 7k 遠山郷<旅館大島屋>着 宿泊
                 
11月25日(日)
大島屋出発 → 寄り道 → 76k 浜松浜北IC → 新東名  110k → 駿河湾沼津SA → 新東名 18.7k → 御殿場JCT → 東名  73k → 港北PA → 東名 28k → 新宿
↓ 宝剣岳  木曽駒ケ岳 ↑ 南アルプス ↑ 塩見岳
                                        リーダー: 椎橋 稔             参加者: 4人

                         

第195回     子檀嶺岳 Komayumidake (1,223m)、 湯板山(812m)  
11月8日(木)  
    
   上田市北東部から眺めると、マッターホルンのような鋭い山容を見せる山が子檀嶺岳である。昔から山麓の人々の篤い信仰を受け、山頂には木造と石造の祠が三基祀られている。山名の由来は駒(馬)を祀る牧場の守護神(駒斎み)からきている。
   山頂からの眺めは素晴らしい。眼下には青木村から塩田平の家々と水田が広がり、間近には天神岳と独鈷山が見え、その向こうには四阿山、浅間山、八ヶ岳の山々、目を転じれば北アルプス北部の鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが望める。
   山に登る前に、山麓にある国宝の大法寺三重塔を見物。この塔の姿があまりに美しいので、思わず振り返ってしまうことから「見返りの塔」とも呼ばれる。
    


7
時 新宿駅西口 → 関越道 90k → 上里SA → 上信越道 100k → 上田菅平IC → 13k 大法寺 → 登山口P … 20分 湯板山 … 40分 仏岩下部 … 40分 子檀嶺岳 … 60分 登山口P →  入浴・食事分 → 東京
                   歩行時間 : 約2時間40分                 標高差 : 453m
                    リーダー  : 前田芳弘                      参加者: 11人