2010年1月〜 6月

第161回      奥白根山   2578m (日本百名山) and 奥鬼怒山荘
6月4日(金)〜6日(日)
 奥白根山は日光市の西端にあって、群馬県片品村との境界上に位置している。日光山群の最高峰であり(2,578m)関東以北の最高峰でもある。つまりこの山より北には2,500m以上の山はない。奥白根山は正しくは白根山というが、前白根山があるので頭に「奥」を付けて奥白根山と呼ばれている。また草津白根山と区別するため日光白根山とも呼ばれていたが、現在ではこれが一般的に使われている。岩の突出した山頂からは遮るもののない360度の展望が広がる。北、南、中央アルプスが見え、関東平野を越えて富士山も奥秩父の上に顔をのぞかせる。北東方面には飯豊連峰、吾妻連峰などの東北の山々が眺められる。
    花といえば山名が冠せられたシラネアオイである。一科一属一種で他に仲間がいないという珍しい日本特産の貴重な植物である。花がアオイに似ており、日光白根山に多いことから付けられた。かつては大群落があったがシカの食害により激減し、柵を設け保護している。

6月4日(金)
10時 新宿駅西口発 → 関越道 90k → 上里SA → 50k 沼田IC → 丸沼散策 → 14時30分 シャレー丸沼着 
後発隊合流  ― 夕食 ― 就寝

6月5日(土)
新シャレー丸沼 → 山麓駅
(ゴンドラ) == 山頂駅
登山コース
60分 七色平・・・110分 白根山 ・・・80分 七色平 ・・・40分 山頂駅
                               歩行時間 4時間50分      標高差 580m

道楽
(道を楽しむ)自然散策コース

山麓駅 → 38k 明大新道P・・・50分 奥鬼怒山荘着 ― 夕食 ・ キャンプファイアー

起床 ― 朝食 ― ワーク ― 山荘出発 ・・・ 35分 手白沢温泉 ・・・50分 明大新道P → 入浴・食事 → 東京




 登山コースリーダー: 椎橋 稔
 道楽
コースリーダー:  前田芳弘

 参加者: 11名
                      





山行日記
雨具に身をかためて、丸沼より、ロープウェーで上へ、ふもとは残雪が残っていて、林の中はとても幻想的でステキでした。シラネアオイはこれからというカンジ・・・雨に打たれているし、日光がささないので、花もうつむいてイマイチでした。明大の山小屋で夜はキャンプファイアーを楽しみました。(デコ)


                  
                                           画:デコ   
 

                 

第160回      御正体山   1682m         
5月8日(土)
   御正体山は道志山塊の最高峰で、日本二百名山、山梨百名山に選ばれている。しゃくにさわるのは神奈川県の最高峰、蛭ケ岳より9m高いことである。長い頂稜をもつ堂々たる山容で、かつては信仰の対象であった。
    登山道は7本もあり、1700mにも満たない山でこれほどあるのは珍しい。妙心上人が鹿留村に逗留して御正体山を開いたので、昔は池の平からのコースが第一の登路であった。その後長い間すたれたままであったが、近年 都留市が整備した。2004年10月15日に皇太子様も登っている。
   山頂には一等三角点があるが展望はきかない。周囲はモミ、ツガ、ハリモミ、ミズナラ、ブナなどの混成林で、保存状態が良好に保たれているため やまなし森林百選に指定されている。(会長の一言)


6時30分 新宿駅西口発 → 中央道 64k → 談合坂SA → 22k 都留IC → 15k 林道P ・・・10分 林道終点 ・・・40分 上人堂跡・・・35分 峰宮跡・・・30分  御正体山・・・45分 上人堂跡・・・30分 林道P → 温泉 ・ 食事 → 東京
            歩行時間: 3時間10分                   標高差: 750m
                    リーダー: 杉山 裕                       参加者:14名    
山行日記
雪が残り、暖黄梅(だんこうばい)が咲いて、楽しい山の会でした。(デコ)


                      

第159回      両神山 (日本百名山)    1723m         
4月24日(土)
  埼玉県には百名山が3山あるが、甲武信岳は山梨県と長野県、雲取山は東京都と山梨県の県境にあるので、純然たる埼玉県の百名山は両神山だけである。 最も両神山らしい岩稜コースである八丁尾根がよいと思い下見したが、次々に現れる岩峰や、やせた岩稜を鎖を伝い登降を繰り返す縦走コースであった。以前は山頂直下から直接登山口へ下る登山道があったが現在は禁止されているので、 帰りもアップダウンを強いられる。 登山口まで3時間半かかり東京からの日帰りは時間的にも難しいので、やむを得ずこのコースは断念した。
    白井差からのコースは種々の理由で閉鎖されていたが、近年 地主の山中氏が私有地内の仕事道を整備して公開したもので白井差新道という。両神山の山頂からは360度の展望が広がる。視界がよければ武甲山、奥秩父の山、八ケ岳、浅間山、北アルプス、西上州の山、榛名山など山座同定に忙しい。(会長の一言)


6時30分 新宿駅西口発 → 関越道 47k → 高坂SA → 27k 花園IC → コンビニ → 白井差登山P ・・・9:50出発・・・ 80分 水晶坂 ・・・ 140分  両神山(剣ケ峰)・・・90分 水晶坂・・・50分  15:15 白井差登山口P 休憩 → 15:40〜16:40 丸神の滝散策 → 16:50 道の駅<両神温泉薬師の湯 / 温泉 ・ 食事 → 東京
            歩行時間: 6時間                   標高差: 840m 






帰り道 丸神の滝散策

        リーダー: 椎橋 稔             参加者 :  15名  

                 
            
第158回      百蔵山   1003m    扇山  1138m          
3月27日(土)
  中央本線の梁川駅から大月駅にかけての北側に独立峰のような二つの山が並んでいる。東が扇山(1,138m)西が百蔵山(1,003m)である。いずれも駅から直接歩いて登ることができるので人気の山となっている。両山とも山梨百名山と大月市の「秀麗富嶽十二景」に選定されている。 
  百蔵山の展望もすばらしいが私は扇山からの眺めが好きである。蛭ヶ岳、桧洞丸、大室山などの丹沢山塊、赤鞍ヶ岳、今倉山、御正体山などの道志の山々に加えて富士山のすっきりとした姿が美しい。西方向の木立の間から南アルプスの赤石岳、悪沢岳、塩見岳が確認できる。(会長の一言)

Aコース
7時46分 JR高尾駅発 → 8時25分 猿橋駅着

Aコース
猿橋駅発 = 40分  市営グランド ・・・ 30分 浄水施設 ・・・ 90分 百蔵山 ・・・ 175分 扇山 ・・・ 65分 君恋温泉(入浴) →  タクシー  鳥沢 
       歩行時間: 6時間40分                   標高差: 1140m

Bコース
猿橋駅 → タクシー → 梨ノ木平登山口 ・・・ 105分 扇山 ・・・ 65分 君恋温泉(入浴)Aコースと合流

    歩行時間: 約3時間                   

食事 → 東京
     リーダー: Aコース  野村 司          
                   Bコース 前田芳弘       
              
     参加者 :  18名  

山行日記
雪が残り、暖黄梅(だんこうばい)が咲いて、楽しい山の会でした。(デコ)

久方ぶりに扇山に登ってきました。モチBコースで・・・
キブシ・ダンコウバイ・ミツマタ・シュンランなどなど早春の花たちに出会い、うっすらと雪の敷物を敷いた雑木林を楽しみ、そしてひたすらに登りました。その分下りはひたすら下り、中にはあまりうれしくて地面におしりでキッスです。
 里では早咲きのサクラやまるまるとふとったフキノトウを見ながら、湯上りの喉にお疲れさんのビールとピリカラこんにゃく・・という趣向で満足満足。(辰巳午ヒサ)

                    

第157回      入笠山    1955m          
2月20日(土)
   入笠山は空色山の会でも16年8月22日の第80回W.で登っているが、今回は真冬の入笠山に挑戦する。といってもスノーシュー入門コースである。山頂からは360度の大パノラマを堪能できる。三大アルプスや富士山をはじめ、御嶽山、美ヶ原、霧ケ峰、四阿山、草津白根山、奥秩父連峰、大菩薩連峰、御坂山塊などが眺められる。中央アルプスと北アルプスは全山見られるが、南アルプスは鳳凰山、甲斐駒、鋸岳、間ノ岳、仙丈岳しか見られない。

6時30分 新宿駅西口発 → 中央道 64k → 談合坂SA → 中央道 105k → 諏訪南IC  8k → 富士見パノラマスキー場P - ゴンドラ 8分 == 山頂駅 ・・・ 40分 マナスル山荘 ・・・ 40分 入笠山 ・・・ 40分 仏平峠 ・・・ 70分 山頂駅  ゴンドラ 8分 ==富士パノラマスキー場P → 入浴 ・ 食事 → 東京
    歩行時間: 3時間10分                   標高差: 170m 
    リーダー: 椎 橋   稔                     参加者 :  4名